2018年04月30日

女神の見えざる手

「女神の見えざる手(原題 Miss Sloane)」をアマゾンのレンタルで見ました。政治サスペンスのスッバらしい一作。

銃規制法案をめぐり。規制派に立った敏腕ロビイスト、エリザベス・スローンと擁護派のロビイスト会社の虚々実々の戦いのドラマです。

ロビイストは政府外の一般社会にいながら、様々な方法で政府の決定に影響を与えて政治を変えようとする人たちのことで、かつては同一の目的を持つ人たちが集まって団体を作り議員に圧力をかけたり利害調整などをしていましたが、近世では事業化し、専門家のロビー会社が企業や団体の依頼を受けて活動することが増えてきました。これにより一般の倫理に反する活動をしたり、巧妙な非合法な方法が使われたりする問題が起こっているとのこと。



エリザベス・スローンはアメリカの大手ロビイスト会社の社員。どんな方法を使ってでも勝つ凄腕の彼女は業界でも知られた存在です。
ある日、強力な影響力と資金を持つ銃擁護団体からの「無関係を装って女性団体を立ち上げ銃擁護の思想を吹き込めないか」という依頼を一蹴し、キャリアを投げ打って、勝ち目がないと言われる戦いをするため、銃擁護派と対立する銃規制側のロビー会社に移籍します。

彼女はディベート能力に優れ、切れ者で、とびきりの策士ですが、ほぼ睡眠もとらず、バッグには覚せい剤。プライベートではエスコートサービスの男娼を買っていて、まるで勝つことにのみ固執する社会病質者のようにも見えます。スタッフがひた隠してきた秘密を暴露してしまったり、個人行動が多くなり移籍した会社の中でもスローンは孤立を深めて行きます。

彼女の存在に危機を感じた銃擁護派のロビー会社は彼女の過去の案件の非合法な手段を暴き、偽証罪で懲役刑を科して葬ろうと、政府の聴問会を開かせます、この聴問会がスローンと敵との最後の奥の手をさらし合う一騎打ちの戦場となるのです。

彼女はこの銃規制の案件を、「倫理的な判断」「挑戦に心躍った」と言いますが、彼女の過去に銃関係の事件があったのが動機ではという問いには、早めに話をはぐらかしているように見えるのです。また、突っ走ってしまう自分がスタッフの人生を壊してしまわないように配慮しています。意外に良い人かも、並外れた能力に突き動かされている正義の人かもとも思わされました。

脚本は目が離せないマシンガントーク、策略が身を結んで議員が心変わりするシーンの快感、そしてスローンを演じたジェシカ・チャステインの非情な態度の中にほのかに人間味を感じさせる演技も素晴らしい映画です。

しかしこの映画、全米3館で限定公開され5万9797ドルと興行的には大敗したようです。もしかしたらこの映画自体が銃規制ロビーと思われて、銃ロビーの圧力がかかったのかもと、なんか皮肉なことを考えてしまいました。ミス・スローンの続編が見たかったけど無理かなぁ。。。
posted by kazzo at 11:21| Comment(0) | 映画

2018年04月07日

SPRINGMAN

絵を描いてみました。
springNet02.jpg
posted by kazzo at 17:31| Comment(0) | イラスト

2018年04月01日

水玉と波

DOTS AND WAVES TOKYO
有楽町、銀座、新橋あたりで撮影した映像に、Adobe After Effectsの「時間置き換え-Displacement Map」「CC Wide Time」などのエフェクトを加えて作ってみました。
CAMERA LUMIX DMC-FZ1000


music
Not Alone In Kyoto - part 2 (2011) by PROJECT DIVINITY
https://www.jamendo.com/track/834579/not-alone-in-kyoto-part-2
creativecommons licenses / BY-NC-SA 3.0

以前から、自作の映像の中で時々使っている「Adobe After Effects」のエフェクト「CC Wide Time」「時間置き換え-Displacement Map」をもう少し試してみたくて、実験映像的なものを作ってみようと思い立ちました。

撮影:3月下旬の平日、13時頃から有楽町に出て撮影、駅周辺、銀座の交差点、ギンザシックスの屋上で夕暮れ。あまり体調が良くないかなと思っていたら鼻水がどっと出て止まらなくなってしまいました。せっかく来たので少し歩いていれば治るだろうと、築地方面に歩き出し、築地市場正門から新橋方面へ、カレッタ汐留から地下に入り新橋駅で九時半頃終了。鼻水は止まらず、東京国税庁のコンビニで買ったポケットティッシュ4パックがあっという間になくなりました。
成果はタイムラプス12カット、2K映像90カット、2K/120fps映像5カット4K映像8カットぐらい。
思考力も低下していたのか、元から夜の映像はいらないと思っていたのを忘れて、いろいろ撮った夜景が全てボツ。でも、新橋の地下通路の巨大看板を思い出して最後に撮っておいたのは役に立ちました。

編集:だいたい1週間ぐらいかけてコツコツ進めて行きます。
1.撮影した全ての映像を見て、使えそうなところを探し、紙にメモ。
2.紙のメモを見ながら12秒くらいずつをAeに取り込み。
3.エフェクトを指定してレンダリング書き出し(mp4で、本当はここはロスレスだけどエフェクトの実験と割り切って、作業性を重視)。
4.気に入った絵ができるまで工程3を繰り返し、できた素材を「Adobe Premier」に読み込み、タイムラプス部分、音楽、タイトルなどを追加して組み合わせ、気に入るまで繰り返し書き出して完成。
5.今回は、タイムラプス映像にもエフェクトを加えたくなり、さらに4.の書き出し映像をAeに読み込みエフェクトを加えて入れ替えたりしました。

今回はエフェクトの実験をしたかったので、画質にはあまりこだわっていません。それでもデジタル編集の効果であまり画質は落ちている気がしません。過去にはビデオアートの巨匠ナム・ジュン・パイクなどアナログビデオのノイズの魅力を追求した方もいたので、かえって寂しいくらいな気もします。

今回は製作途中でなんか意味のないめちゃくちゃな映像を作っているのかもと心配になり、一応音楽と同期できそうなところを探してみたり、何もエフェクトを加えていない映像を挟んでみたりして、見る側の人が投げ出してしまわないようにしてみました。巨匠でもないし、本当にぶっ飛んだ映像を作りたいわけでもないので、この辺が自分の限界かもと思ったりもしました。
posted by kazzo at 19:17| Comment(0) | 自作動画

2018年03月15日

東京の夜の映像

NIGHT FALLS TOKYO
東京の夜のタイムラプス映像を、VIMEOとYOUTUBEに投稿しました。


NIGHT FALLS TOKYO from kazzo on Vimeo.


music
City Flight (2006) by ZEROPAGE
https://www.jamendo.com/track/23559/city-flight
creativecommons licenses / BY 3.0

ここ数ヶ月、ブレードランナー2049とAppleTVのスクリーンセーバー映像に影響されて、広大で少し暗めの映像が作れないかと考えていました。

そこで、2月初旬の平日5時半頃から、未体験だった東京スカイツリー展望フロアーに行ってみました。
高い、高い、高すぎて人はもう見えないし、周りのすべての建物を見下ろして、どこまでも続く広大な都市の景観。このパノラマ感は他では見れないだろうなぁと思いながら撮影しました。動くものはケシ粒のような車が走るのがあるだけでかなり単調な絵になりそうな感じ。
夕暮れ時に合わせて訪れる多国籍、大勢の観光客の中で、場所をとって、柵越しに三脚を差し込んで、カメラをガラスにつけて手を伸ばして、向きを変えたり操作をするのが精神的にも肉体的にもかなりきつかったです。

2月中旬平日4時半頃から。こちらも初体験の池袋サンシャイン60展望フロアー。
スカイツリーからの映像が高すぎて単調な絵が多かったので、もう少し低いところからの眺めが欲しい気がして、ほぼ初めての池袋に行ってみました。GoogleMapで下調べをすると、駅の近くに首都高や清掃工場などがある混沌とした町のようなので、展望フロアーの後に、路上での撮影もしたいと思って出かけました。
平日の展望フロアーは空いていてゆったり撮影できました。他の高層ビル群とは少し離れているので、六本木ヒルズのようなビルが林立したような景色ではありませんが。特別ではない普通の東京という感じがしました。望遠レンズで、近づきすぎると他のビルに隠れてしまう新宿やスカイツリーなどを狙っても面白いかと思います。
8時すぎぐらいに展望フロアーの撮影を終わって、ビルの外に出てみましたが、不案内な街でどちらに行って良いかわからず、iPhoneを頼りに前日にGoogleMapとFlickrで他の人が撮影した写真を突き合わせて目星をつけていた場所を目指し、その道の途中で何カットか撮影しました。

2月下旬平日。7時頃から、
品川駅のインターシティ高層ビル街から歩き出して撮影しながら散歩する感じ。東に歩いて行くと運河があったので運河沿いの歩道から見えた高層マンション群を撮影、天王洲アイルという名前だとiPhoneで確認。さらに東にマンション群ワールドシティタワーズがあったので、行ってみたくなり、東京海洋大学を大きく迂回してみると東京モノレールがあったのでそこでも撮影。この辺りで9時半ぐらいまで撮影。さらに虎ノ門ヒルズに行ってみたくなり、品川から新橋へそこから歩いて虎ノ門ヒルズ。時間が遅すぎたのと近づきすぎたので、ビル全体を見渡す場所を探せず。ファサードあたりと道路工事を撮影して11時46分終了。危なく終電を逃すところでした。

3月初旬平日。6時頃から、
六本木ヒルズ喫煙所から見えた高層ビル街、(アークヒルズ、泉ガーデン)方面に向けて東方面に、途中路地などを散策しながら撮影、どこも行ったことのないあたりなので、目新しく、細い道や駐車場だらけの路地から見える高層ビルなど、ムービーモードで撮影(結局今回は不使用)。泉ガーデンあたりで撮影、六本木通りを六本木ヒルズに戻る道々で撮影。六本木交差点から芋洗坂、外苑東通りを通って東京タワー方面へ、結局使わなかった東京タワーを撮って11:45分また終電を逃すところでした。

約1週おきぐらいに撮影に行っていたので、その度に家でタイムラプスのラッシュムービー的なものを作っているのですが、まぁピンボケの多いこと。タイムラプス用なので、撮り始めがピンボケだと350枚ぐらい撮ってしまうので落ち込みます。(好きな感じに撮れたところは使っちゃってますが)カメラのオートフォーカス(夜景ではうまく動作しないことが多いです)の後マニュアルにして確認しているのですが、、、多用しているレンズ「LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」が究極の安物レンズで、特殊な構造で手動距離リングもついてないので、、、無限遠のピントでカチッと止まる、単焦点の12mmレンズ買おうかなぁ。。。

編集について
今回はスカイツリーでの撮影の後「暗め」「あまり絵葉書的な絵でなく都会の片隅的な絵をつなげる-地味目」「全体として広大な都市をイメージさせる」。なんてことを考えていたのですが、ちょっとハードルを高くしすぎました。なかなかそういう感じにはならなくて、地味な絵をあれこれいじっているうちに飽きてしまいました。まぁ面白い所を散歩できて楽しかったです。

CAMERA LUMIX DMC-FZ1000
CAMERA PANASONIC LUMIX DMC-G5
LENS LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.
posted by kazzo at 18:57| Comment(0) | 日記

2018年02月22日

カッ飛び映像

YOUTUBEとVIMEOに自作映像をアップしました。
「HYPERDRIVE JAPAN」
Please be aware of Blinking lights!.
光の明滅にご注意ください!。
御殿場、厚木、平塚などに出かけてドライブの車載タイムラプスを作ってみました。
CAMERA PANASONIC LUMIX DMC-G7
CAMERA PANASONIC LUMIX DMC-G5
LENS LUMIX G VARIO 12-32mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.


VIMEOで車が主役のかっこいい映像「James Blake - If The Car Beside You Moves Ahead」を見て僕も何か作りたくなりました。車載映像とタイムラプスは以前からやっていたので、これを組み合わせればカッ飛び映像が出来るかな〜と思いました。

普段、車載カメラはSONYのアクシヨンカムを使っているのですが、夜景の画質はあまり良くないので。持っている1眼レフで一番軽い組み合わせでLUMIX G5に一番小さなレンズをつけて、吸盤式の雲台で、カメラを逆さまにしてぶら下げる感じでマウントして、フロンドグラス越しにに進行方向をタイムラプスで取り続ける方法にしました。多分車の振動で光の跡がギザギザになるけど、今回はその荒さがかっこいいかどうかということで、とりあえず2日間で撮影してみることにしました。

カメラの設定は
ピント:無限遠で固定
シャッター:一秒で固定、連続撮影にするためレリ−ズをつけてシャッターを押しっぱなしに固定。
感度 絞り値:1日目ISO160、f/4.5で固定。2日目ISO200、f9
ホワイトバランス:1日目は設定を忘れて自動。2日目はデイライトで固定(編集時に少し青系にしました)。

1日目はG5。2日目はG7とカメラを変えたので露出が変わっていますが編集を終わってみると、

シャッタ−:一秒
感度 絞り値:ISO200、f7あたりが適正だったような気がします。

撮影は1日目に実験を兼ねて、小田原市街R255-松田-R246-御殿場-東名高速松田IC-小田原市街R255という道順で、途中2度画像確認をして止まった以外はjpg最高画質で取り続けて、2時間ほどのドライブで3300枚、64GBのカードとバッテリ−1個で足りました。

2日目は前日のカメラG5が古すぎて操作方法を忘れている部分があったので、カメラをG7に変えて、1日目の画像が少し明るすぎたかと思い、2絞りぐらい暗めの設定で、小田原市街R255-松田-R246-厚木-R129-平塚-西湘バイパス小田原市街
という道順で2.5時間ほどで5800枚ぐらい。JPG記録で64GBのカードとバッテリ−1個で足りました。タイトル用に車の車内も写し込んだカットが欲しくなり、車の後ろのガラスに固定しての撮影を最初に小田原市内R255あたりで始めたのですが。カメラが少し重いのが原因か?吸盤が傷ついたのか?何度もカメラが落ちてしまいました。新しい吸盤雲台も用意してあったので、それに変えて何とか30分ほど撮影して以後はフロントガラスからの画像を撮りました。新しい雲台は落ちませんでしたが機種が違うので、微妙にこちらの方が揺れが大きいような気がします。

編集をしてみると、市街地での赤信号ストップが気になりました。市街地や国道は信号が多くひんぱんなときは100mとか50mとかで赤信号で止まっていたようで、走っているより、止まっている時間のが長いかもというぐらい。映像でスピードが落ちてしまうところを使いたくなかったので、赤信号の前後で速度が落ちている部分を多めにカットしていたら、素材が足りなくなりそうなので、後半の市街地の映像ではカットする部分を減らして動き始めたところで繫ぐようにしました。後半で前の車との距離がカクカクするのはこのためです。編集を始めた頃は曲にぴったり合わせようかと思っていたのですが、信号ストップで映像のつなぎがズタズタなので、諦めました。ノリの良い曲なのと実験映像的な、荒さを楽しむノリなのでこれでちょうどよかったかもと思います。
タイトル用の車内映像が2日目だったのと、曲の後半の盛り上がるところに東名高速のノンストップの映像を持ってきたかったので、1日目と2日目の映像を入れ替えました。
全編を高速道路のノンストップの映像で作るのも面白そうなのですが、看板や店などがないため市街地のランダムなイルミネーション感はでなさそう。計算してみると30fpsの画像を1分作るのには30分連続の走行が必要になるので、松田から東京の行き帰りを高速でとか、R246で渋谷まで行ってみたらどうかとか、いろいろ考えちゃいます。

以下が元ネタの映像James Blake - If The Car Beside You Moves Ahead」です。カッコイイ!

James Blake - If The Car Beside You Moves Ahead from Alexander Brown on Vimeo.


posted by kazzo at 15:57| Comment(0) | 自作動画