2020年05月08日

MEMORIES


Music
Indie Ukulele Anthem by Seastock
https://www.jamendo.com/track/1189931/indie-ukulele-anthem
Movie by KAZZO
CAMERA SONY HDR-AS30V

外に撮影に行く事ができない日々が続いています。

少し前から、昔撮影した素材映像をもう一度使って、新しい動画を作ってみる。という案を考えていました。

その考えが、1か月ほど前に3Dレイヤーを使って、イラストを疑似3D動画にした、「virtual 3D Illustration "Vingt mille lieues sous les mers"」のときに、3Dレイヤーを使った記憶の中を歩き回る映像みたいなものを作れるのではと考えていたのと結びつきました。

しかし僕が撮影しているのはほぼタイムラプス用の大量の静止画がほとんど、ビルの遠景ばかりで、なかなか記憶とか思い出といったテーマに使える感じがしないのです、そこで過去の作品を見直してみると5年前に「Monotone Tokyo」を作っていました。この時はソニーのアクションカムとアナログのヤジロベイ式のジンバル(フラフラ揺れて全然役に立たなかった)を使って1280×720ピクセル、120fpsのスローモーションモードで1日、原宿から渋谷への道を撮り歩いていました。

動画制作を始めてから、ハードディスクの消費は激しくなり、満杯のハードディスク4台、7〜8テラバイト分が倉庫にしまってありました。特に内容のタグや何年ぐらいに使っていた記録をつけていなかったのは失敗でした。すべてを開梱して次々につなぎ直して見て行って、やっと5年前のデータを探し出しました。

いざ3Dレイヤーを使って作業を始めてみると、素材動画のタイミングと、重ね合わせのタイミング、カメラの移動のタイミングが非常に難しく。新規に撮った素材ならまだしも、5年前のフラフラ映像ではとても制作意欲が保てないことが判明しました。

そこで少し路線変更、3D空間というのはやめにしていつもの2Dで、3層のレイヤーに赤、青、黄色に色返還した画像を置いて、つまりこれは1つの画面に常に3つの違う時間が同居していて、鑑賞者はこの中から僕の記憶の断片を捜して行く、重なった部分は印刷物のように掛け合わせの色になるので最近興味を持っている抽象画のような効果もでる。全体に派手な極彩色になるけど重たい感じにはならないはず。

やってゆくうちにコツがわかってきて、黄色レイヤーは視認性が低くほぼ何が写っているかわからないようなので、ここには電車の車窓映像を置き、移動感と大きな色面変異の要素とし、次は青でプラットホームや道で撮った背景的な映像、一番視認性の良い赤にはすれ違う人物や出来事の物語性のある絵を入れて編集してゆきました。

3層のすべてを思った通りに編集することは複雑すぎてできないので、そこは偶然、いわば最近気になっている神様がやってくれる部分ということにしています。

今回、5年前の素材映像をすべて大まかに見て、選び直しをしてみたのですがほぼ5年前にチョイスしたカットと同じになってしまいました。そういえばこの日は夕方の西日が暑かったなぁとか、通った道も大体思い出すことができました。

記憶や思い出とはいったい何なのか?、普段なら5年前の1日の記憶など全く思い出せませんが、今回5年前に作った動画が引き金になり、ハードディスクからデータを捜しひとつづつ見てみて、その時の暑さも思い出したり、そこからまた時間の重なった映像を組み立てる作業が、まるで記憶を思い出す脳の中の作業をしているような感じでした。

ちなみに、2015年の動画「Monotone Tokyo」は以下。


posted by kazzo at 19:14| Comment(0) | 自作動画