2020年03月23日

海底2万マイル

YOUTUBEとVimeoに動画をアップしました。
2年ぐらい前に描いた絵をAdobeAfterEffectsに取り込んで擬似3D化したもの。



制作のきっかけはAdobeAfterEffectsの3Dレイヤーの機能を覚えたくなって、何か適当な材料がないかと考えた時にこの絵を思い出しました。

この絵は元々は、イラレでレイヤー分けして描いたイラストをレイヤーごとに印刷して手切りで部品として切り出して、間にスペーサーを挟み込んで、箱状の額に入れアナログの3Dイラストにしようと作ったものでした。完成はしたのですが、時間が経つと紙が湿気などでしなってきて思っていた感じにならなかったので3D化は諦めてしまったものでした。

で、今回デジタルムービーの中で3D化してみようと企んだのです。

Aeに取り込む時の、レイヤーを維持したまま取り込むことと、元絵と取り込む時のサイズの問題(ちょうど良いサイズで取り込まないと拡大したときにボケた感じになっちゃう)でかなり苦労しましたが、結局元絵のデータを拡大しておき、それを大きめのシークエンスに取り込んで、新しいシークエンスにするときに出力解像度に縮小して、3D化の作業をしました。

3D化の作業はまず各レイヤーを3dレイヤーに変え、Z軸を扱えるようにして、各レイヤーのZ軸上の数値をいじって奥行きに隙間を作ってゆきます。大体3Dの絵ができたら、これにカメラを設定してカメラを動かして絵を見る位置をどんどん変えてゆく感じでキーフレームを打ってゆきます。

途中から部分に寄って行くアップも作ってみたら、面白そうなのでさらに何箇所かアップで部分を拡大するようにしてみました。

前からデジタルで絵を発表するときに、画面で見る絵って全体像でしかみてもらえない感じがしていました。観賞者は画面に近付いても画面の画素が見えるだけだし、高画質でアップしていてもPCの拡大して見る機能は上手く出来ていないと思うのです。だから最近は絵を発表するときには、こだわって作っている部分は別に拡大画像も付けたりしていました。それで、こうやって強制的に見せちゃうと言うのも有りかもと思いました。

今回作ったものは3Dレイヤーの使い方のお試し版的なものですが、今後もっと発展させて、レイヤーにべつべつの動画を配置することもできるので、夢の中を散策するような不思議な動画を作る事も可能かなと思います。
posted by kazzo at 13:50| Comment(0) | 自作動画

2020年03月09日

ストライプス

YouTubeとVimeoに動画をアップしました。


Music Floating variations in Eb by David_Schombert
https://www.jamendo.com/track/25003/floating-variations-in-eb

この所のコロナウィルス問題で遠くまで電車で出かけるのは無理になってきました。

都会での写真撮影は一旦諦めて、自宅で出来ることをあれこれ考えていますが、その一つが今回の作品。

元ネタは現代美術の巨人のお一人、ゲルハルトリヒターさんのstripシリーズ。カラフルな水平線だけで描かれた巨大な抽象画です。ネットでたまたま見つけて、第一印象が元気が出る!、という感じでした。そこでこのイメージを元に動画を作ってみようと思いました。

100枚を目標にphotoshopで画像を作り、これをオーバーラップさせてユックリといつまでも変化し続けるストライプ模様を作ろうと計画しました。

いろいろ試した結果、photoshopでアクションを使って、初めに縦180pixel x 横1pixel の新規画像を作り、カラーでノイズを掛ける。これを完成サイズのの1080 x 1920pixelにボカシなしで拡大する。色を少し明るめに調整する。つまり100枚の画像をほぼphotoshopに作ってもらう訳です。アクションを作るのに子1時間かかりましたが、後は再生ボタンを押すだけで、数分で125枚のランダムなストライプ画像ができてしまいました。

これを連番にリネームしてpremierに読み込ませると4秒程のタイムラプス映像になるので時間伸縮で補完をフレームブレンドで5分ほどに引き伸ばし、書き出しました。しかしコレだと少し単調な感じがしたので、aftereffectでやり直し、最初の要領で1枚のグレースケールのマップを作り、このマップで時間置き換えエフェクトをかけて、横に変化する部分を作って完成しました。

音楽は環境音楽っぽいのを探して50曲ほどを聴いて、結局、前に長めの映像をを作った時の候補から15分ほどの曲の一部をつかわせていただきました。このぐらいの長さで作った曲の抑揚が今回の映像にちょうど良い感じだったと思います。今回の映像はできるだけ起承転結や意味などを排除して、なんとなく観ている間、少しだけ嫌なことを忘れられるようなものを目指していました。
posted by kazzo at 22:38| Comment(0) | 自作動画